2012年01月08日

一等三角点堂平山登頂 2011・11・27 投稿記事


今日のタイトルからすると、三角測量一人旅もいよいよ本格化してきたように思われますが、じつは落(おち)があります。
そのうち解ります。
今日の登頂最高点の標高は876m。コースの最大標高差は530m 前回の高水三山、岩茸石山の標高は793mで前回のコース最大標高差は550mで、前回と同程度の行程です。

当初計画したルートは次の地図の内の一部。
車で麓まで入った関係上、山頂までのピストンを予定しました。
白石車庫バス停近くの白石キャンプ村に駐車して、白石峠を経由して堂平山山頂を目指さし、時間があれば笠山まで足を延ばす。そんな行程でした。

ルートは次の通り「実業之日本社 奥多摩・奥武蔵日帰り山あるき 掲載地図より」



今日は朝のんびりしていたので、目的地(白石車庫バス停)の場所を把握せず、飛び出しました。カーナビで何とかなるだろうと思っていたのですが、検索できません。途中にあった東秩父村の公民館で観光地図を手に入れて、何とか白石車庫バス停までたどり着いたのが午前11時でした。

すぐ近くの白石キャンプ村に駐車(500円。小生1台のみ、周りにいっぱい空き地があって微妙)して舗装された林道を歩き始めました。

白石キャンプ村


歩き始めてすぐに分岐がありました。道標に、堂平山方面とあったので、左に折れました。 結果としては間違っていなかったのですが、当初予定していた白石峠経由、剣ヶ峯から堂平山を目指すルートは右に行かなければなりませんでした。(帰りに道標をよく見たら白石峠経由大霧山と書いてありました。)


結果として、通ったルートは次の地図(昭文社 奥武蔵・秩父 1/50000より)にある、赤線のルートでした。


さて、途中の山中の報告をします。
しばらく舗装された林道を登ります。関係車両以外は通行不可となっているようですが、通れそうです。途中待避場として道が広くなっている所もあり、ここまで車でこれたのではと思いました。


道標に導かれるまま、舗装された林道から右に山中の道に入ります。クマ出没の目撃情報がありました。少し焦りました。


沢を渡り


砂防ダムを右手に見ながら、沢状になった道をジグザグに登ります。
 

 

舗装された林道を案内標識に従って横断して山中へ。この時まで、今日は一人もであっていません。
クマ注意もあり、舗装された林道に出ると変に安心します。
 

笠山峠(だと思います。)に到着。車が駐車されているのを見ると、余計付かれました。


案内標識を見て、堂平山頂まで、もうひと登りの様な気がしましたがまだありました。


 

最後の登り


山頂にでると、なんとそこは山頂の公園、パラグライダー 旧東京天文台堂平観測所(今はときがわ町星と緑の創造センター)
となっていて、ときがわ町方面から車で登頂できます。事前に判っていた事ですが、大汗かいて登った山頂には普通の恰好をした人たちが沢山いました。
 



しかし、山頂の展望は素晴らしく、360°開けています。今日は南東方面は、曇っていてよく見えなかったのですが、西方面の山々がよく見えました。
 



山頂には一等三角点が設置されていまが、保護石がなく、国土地理院の標識も設置されていません。後で調べますが、今も使われている点なのでしょうか。いま使われているかどうかは別にして、かつての三角測量の基点として使われていた事には違いはありません。これまで、登った一等三角点の物見山、高根には、全く視界が開けてなく、数キロ先を視準する三角測量を実感できませんが、今回は三角測量一人旅プロジェクトの目的が垣間見られた気がします。よくこんな場所を選点したものだと感心します。
大汗をかいても登ってこそ三角測量一人旅の意味があるのです。


posted by 雙木行雄 at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 堂平山