12月23日暮れの押し詰まったこの時期に奥武蔵の丸山に出かけました。
まして、ここ一番の冷え込み。冬のこの時期は空気が澄んでいて山頂からの眺望が望めて良いらしいが、山頂は風があって寒いだろうなと思いながらの登頂です。
今回の目的地は奥武蔵で展望ナンバーワンと言われる丸山。
西武線の芦ヶ久保駅前からの登頂ルートを参考に、芦ヶ久保果樹公園村の途中まで車で上がって行きました。
駐車したのは果樹公園村にある「フルーツガーデン」と言う販売所の駐車場。
お店の人に聞いたら無料でした。この時期だから無料なのか、一年中無料なの判りませんが、芦ヶ久保の駅からここまで登って来るとなると結構な急坂で疲れそうです。
車道はまだまだ先まであって、車で登れそうでしたが、予め予定していた登山ルートの情報では、この辺から山道に入る事になっているので、無料の駐車場があって、ラッキーでした。
今回のルートは次のとおり。
赤線は登りルートで、黄緑線は下りです。
地図は西武鉄道様の観光案内にあった地図を借用して示しました。

フルーツガーデンの駐車場を出て、車道を登ります。
芦ヶ久保果樹公園村は斜面に果樹農家が点在して観光農園経営が盛んです。


駐車場を出て直後、舗装道から左の山道に入ると横瀬町農村公園が現れます。


農村公園の脇に沢が流れています。 沢に沿ってい山道があり、その山道を登ります。
舗装された車道とは異なり、山に来たという雰囲気があります。

登り始めてすぐに、閉鎖されたのか、やっているのか判らない資料館(?)先に出た。その先は舗装された車道。要は、S字に登る車道を直線で登っているだけです。

舗装道に出て、数十m進むと右の斜面にある入口(階段状の道)に入ります。
芦ヶ久保果樹公園村を背に山道を登ります。勾配はそれなり、結構あります。


また車道に出ました。
その先には大型駐車場があります。山を登りに来たのだから仕方がないのですが、目の前に広い車道と大型駐車場があると、今まで登ってきたのは何だったのかと思います。


この辺は車で結構上まで登れるので、別荘が多く点在します。
車道がまだ続きます。この先にある県民の森までどうも車で行けそうです。歩いて登るのが馬鹿らしくなります。


車道から右に丸山登山道入口の看板がありました。
登山道は杉、檜の植林地で、鬱蒼としていますが、道は、登山用に切土、整備されているように感じました。


しばらくジグザグをきると、広い尾根道に出ます。標高は750m位


広い尾根道は勾配が結構あって、霜柱を踏んで登りました。結構上まで来た感じがしましたが、また車道に遭遇します。
S字の車道を直線に縫って登っている訳です。やっぱり山頂近くの県民の森まで車で行けるらしい。
車道を横断して、登山道を直進すると、高篠分岐にたどり着きます。右は丸山山頂、左は県民の森学習館


左の県民の森学習館に立ち寄りました。


県民の森学習館は冬季閉鎖中です。高篠分岐までまた戻り、丸山山頂を目指します。
山頂までは登った道を下って、又登りました。
丸山山頂 山頂にはコンクリートの展望台がそびえ立ちます。
どうやって材料や、機械を運んだのかと思いますが、すぐ下まで舗装された林道が来ていましたので、納得できます。
山頂に、人知の及ぶコンクリート建造物があるのは興ざめの感がありましたが、登山の目的である三角点探訪は出来ました。



使用されていないのか国土地理院の標識はありません。
コンクリートの展望台は興ざめだと言いましたが、三角測量においても、高い山頂に三角点を設置してもそれだけでは他の三角点からは見えないため、三角点の上に高い櫓を立てます。この展望台を三角測量の櫓と思えばいい訳で、さっそく登って見ました。
見えました。前回登頂した堂平山の旧天文台が。ここには一等三角点があります。
360度他の山々も良く見えます。 武甲山もまじかに見えます。山が削られているのですぐ解ります。ここには二等三角点があります。一等の堂平山、二等の武甲山、三等の丸山 三角網ではこの三つは繋がっているはずです。そう思いながら眺めていると、このプロジェクト名(三角測量一人旅プロジェクト)もまんざらでないなと感じましたが、この季節、展望台の上は寒い。
山頂は風が冷たく、昼飯休憩もそこそこにして、下山する事にしました。
堂平山 旧天文台


寒かったので、帰りのルートは車を止めた駐車場まで最も近いルートで帰りました。
途中まで、登りとほぼ同じルートですが、途中から別ルートで下山。どこ出るのか判らなかったが、下ればどこかに出るだろうと思いましたが、駐車場より下まで下ってしまうと又登るようですが、農村公園の案内があったので、安心、無事駐車場に到着。そのころは体は暖かくなっていました。

