年が明けて1ヶ月過ぎてしまったが、正月休みに行った低い山の記憶です。
平成25年1月5日(土)長い休みもそろそろ終わり、今月の土日はいろいろ予定が入って、しばらく山歩きには行けそうもないので出かけることにしました。といっても酒と寝正月のおかげですっかり体がなまってしまい体力に自信がありません。
そんなことで、毎回のことですが低い山を選択。奥武蔵で、まだ行ってない低い山で三角点があって、面白そうなところ。そんな自分勝手な希望にかないそうなところが無いか、旺文社の山と高原地図1/50000 奥武蔵・秩父編を見ていたら、手ごろなところが見つかりました。
天覚山〜かまど山ルート。
天覚山と、かまど山には三等三角点があります。国土地理院のHPから、基準点配点図(1〜4等三角の配点)を見たら、三等三角としては隣接していてます。
現在、三角点を使っての基本測量はGPSを使っての観測なので、隣接しあう三角点の視通とか、三等三角網の一辺とか、あまりそう言った意識は少ないのかもしれませんが、かつての三角測量では三角点間の視通とか三角網の一辺とかそう言ったことが重要でした。
今回の天覚山〜かまど山のルートは三等三角点間を結ぶルートで、測量人として前人の偉業を感じることができ、このブログの目的である三角測量一人旅を体現できる素晴らしい選択である等と自画自賛して自己満足していました。
(単に怠け癖の結果で、低い山しか選択できなかっただけですが)
そんなことで今回のルートは西武線の東吾野の駅前に駐車して、天覚山〜かまど山〜西武線武蔵横手駅に下り、東吾野まで電車で戻る。
登山ルートは次の通りです。
東吾野の駅には案内看板があります。
ユガテ、顔振峠 鎌北湖方面と天覚山方面の案内看板。
国道の北側には多くのハイキングコースがあって、メジャーなコースが多いのですが、南側はメジャーではなさそうです。
聞くところによると飯能アルプスというらしいのですが、その理由が後でわかったような気がしました。
駅前から武蔵横手方面の踏切を渡って、材木置き場の脇を通って南側の山の方面に行きました。
まだ人家が点在する中、道路の分岐(案内板あり)より山方面に進みます。
山中を少し歩くと、開けた道に出でました。よく見ると、舗装林道がとっています。車で来れます。
道が分岐しますが、到着点は天覚山です。沢沿いのルートと、尾根道ルートです。旺文社地図によると尾根道ルートは荒道となっていたので、沢沿いルートを選択。
こちらのコースは距離が短い分、勾配はきつそうです。
長尾坂配水場脇を脇を通って沢沿い進みます。
舗装林道を横断しますが、沢沿いの道は入口が少しわかりずらいですが電柱にペンキで案内が書いてありました。
沢沿いルートはジグザグで登ります。
正月明けで、体力不足。この登りを結構きつく感じました。たかが500m弱の低山です。
登り切った先に 両峯神社跡地がありました。
かつて神社があったのでしょうが、再建はされていません。
その脇を抜けてそのまた少し上が、天覚山山頂です。
三等三角点がありました。明治35年の設置です。
山頂からの眺めは南側が開けています。
少し休憩してかまど山方面に向かいます。急坂を下ります。なだらかな尾根道に出ました。
天覚山と,かまど山の標高差と距離から単純に考えたら、そんなに勾配はきつくない筈ですが、地形図をよく見るとそうでもなさそうです。
アップダウンがありそうです。
しばらく下り坂が続き、舗装された林道に出ました。
地図では林道を横断するようになっていますが、林道を横断してもその先に道は有りません。
林道をのぼり方面に行くのか、下り方面に行くのかの選択肢がなかったので、標高の低いかまど山に向かっているのだから下りだろうと思って下りかけると、人から声をかけられました。70歳すぎの高齢者のおじさんでした。
どうも選択した道は違いそうです。逆方向(林道上り方向)にほんの少し行くと何か、上り口があります。
1/50000地図ではほとんどわからない屈曲部ですが、よく見ると確かに目的のルートはほんの少しクランクしています。
見過ごしていました。
ところがこれからが、さっきまで思っていたこととは大違い。
天覚山から、かまど山までは緩やかな下りだけかと思いきやアップダウンの連続です。
飯能アルプスといわれている意味が少しわかりました。
ちなみに天覚山からかまど山方面とは逆の西の大高山に向かうほうが飯能アルプスのメインらしくてそちらのほうがもっとアップダウンがきついらしいです。
しばらくアップダウ続き、途中かまど山に折れる分岐にでます。
地図には分岐は判りずらいと書いてあったので注意しながら行ったのですが、たまたま分岐点で人に出会いました。
70過ぎの高齢者のおじさんで、穏やかで人のよさそうな方でした。しばらくその分岐点で話をして別れました。
よく見ると分岐点には手作り標識は有りました。
分岐から下り、かまど山の山頂までまた昇ります。
山頂は簡単な標識と、三角点が設置されていました。12時過ぎだったので昼飯にしてしばらく、山頂にいましたが、誰一人来ません。
かまど山の三角点は三等三角点で天覚山と同じ明治35年。
天覚山とかまど山の三角点は同じ時期の設置すから、この2つはどう考えても三等三角網の一辺であると思われます。
ということは、視通がきくはず。現在では樹木に覆われその方向すらわかりませんでした。
武蔵横手まで後は下りだけのようです。途中地元で三角天と呼ばれているところを経由してゆきます。
遺構か何かあるのかと思っていましたが、何もありません。
名前は三角天といわれているとすれば、三角点との関係があるのではと職業柄思ってしまいました。
かまど山三等三角点は明治35年だから、それ以降なんかの意味でこの場所が三角天と呼ばれているのか。
例えば、かまど山三等三角点の偏心点とか
適当な思い付きです。
緩やかな下り坂ですぐ武蔵横手駅近くに下りてきました。
以上終わり
平成25年1月5日(土)長い休みもそろそろ終わり、今月の土日はいろいろ予定が入って、しばらく山歩きには行けそうもないので出かけることにしました。といっても酒と寝正月のおかげですっかり体がなまってしまい体力に自信がありません。
そんなことで、毎回のことですが低い山を選択。奥武蔵で、まだ行ってない低い山で三角点があって、面白そうなところ。そんな自分勝手な希望にかないそうなところが無いか、旺文社の山と高原地図1/50000 奥武蔵・秩父編を見ていたら、手ごろなところが見つかりました。
天覚山〜かまど山ルート。
天覚山と、かまど山には三等三角点があります。国土地理院のHPから、基準点配点図(1〜4等三角の配点)を見たら、三等三角としては隣接していてます。
現在、三角点を使っての基本測量はGPSを使っての観測なので、隣接しあう三角点の視通とか、三等三角網の一辺とか、あまりそう言った意識は少ないのかもしれませんが、かつての三角測量では三角点間の視通とか三角網の一辺とかそう言ったことが重要でした。
今回の天覚山〜かまど山のルートは三等三角点間を結ぶルートで、測量人として前人の偉業を感じることができ、このブログの目的である三角測量一人旅を体現できる素晴らしい選択である等と自画自賛して自己満足していました。
(単に怠け癖の結果で、低い山しか選択できなかっただけですが)
そんなことで今回のルートは西武線の東吾野の駅前に駐車して、天覚山〜かまど山〜西武線武蔵横手駅に下り、東吾野まで電車で戻る。
登山ルートは次の通りです。
東吾野の駅には案内看板があります。
ユガテ、顔振峠 鎌北湖方面と天覚山方面の案内看板。
国道の北側には多くのハイキングコースがあって、メジャーなコースが多いのですが、南側はメジャーではなさそうです。
聞くところによると飯能アルプスというらしいのですが、その理由が後でわかったような気がしました。
駅前から武蔵横手方面の踏切を渡って、材木置き場の脇を通って南側の山の方面に行きました。
まだ人家が点在する中、道路の分岐(案内板あり)より山方面に進みます。
山中を少し歩くと、開けた道に出でました。よく見ると、舗装林道がとっています。車で来れます。
道が分岐しますが、到着点は天覚山です。沢沿いのルートと、尾根道ルートです。旺文社地図によると尾根道ルートは荒道となっていたので、沢沿いルートを選択。
こちらのコースは距離が短い分、勾配はきつそうです。
長尾坂配水場脇を脇を通って沢沿い進みます。
舗装林道を横断しますが、沢沿いの道は入口が少しわかりずらいですが電柱にペンキで案内が書いてありました。
沢沿いルートはジグザグで登ります。
正月明けで、体力不足。この登りを結構きつく感じました。たかが500m弱の低山です。
登り切った先に 両峯神社跡地がありました。
かつて神社があったのでしょうが、再建はされていません。
その脇を抜けてそのまた少し上が、天覚山山頂です。
三等三角点がありました。明治35年の設置です。
山頂からの眺めは南側が開けています。
少し休憩してかまど山方面に向かいます。急坂を下ります。なだらかな尾根道に出ました。
天覚山と,かまど山の標高差と距離から単純に考えたら、そんなに勾配はきつくない筈ですが、地形図をよく見るとそうでもなさそうです。
アップダウンがありそうです。
しばらく下り坂が続き、舗装された林道に出ました。
地図では林道を横断するようになっていますが、林道を横断してもその先に道は有りません。
林道をのぼり方面に行くのか、下り方面に行くのかの選択肢がなかったので、標高の低いかまど山に向かっているのだから下りだろうと思って下りかけると、人から声をかけられました。70歳すぎの高齢者のおじさんでした。
どうも選択した道は違いそうです。逆方向(林道上り方向)にほんの少し行くと何か、上り口があります。
1/50000地図ではほとんどわからない屈曲部ですが、よく見ると確かに目的のルートはほんの少しクランクしています。
見過ごしていました。
ところがこれからが、さっきまで思っていたこととは大違い。
天覚山から、かまど山までは緩やかな下りだけかと思いきやアップダウンの連続です。
飯能アルプスといわれている意味が少しわかりました。
ちなみに天覚山からかまど山方面とは逆の西の大高山に向かうほうが飯能アルプスのメインらしくてそちらのほうがもっとアップダウンがきついらしいです。
しばらくアップダウ続き、途中かまど山に折れる分岐にでます。
地図には分岐は判りずらいと書いてあったので注意しながら行ったのですが、たまたま分岐点で人に出会いました。
70過ぎの高齢者のおじさんで、穏やかで人のよさそうな方でした。しばらくその分岐点で話をして別れました。
よく見ると分岐点には手作り標識は有りました。
分岐から下り、かまど山の山頂までまた昇ります。
山頂は簡単な標識と、三角点が設置されていました。12時過ぎだったので昼飯にしてしばらく、山頂にいましたが、誰一人来ません。
かまど山の三角点は三等三角点で天覚山と同じ明治35年。
天覚山とかまど山の三角点は同じ時期の設置すから、この2つはどう考えても三等三角網の一辺であると思われます。
ということは、視通がきくはず。現在では樹木に覆われその方向すらわかりませんでした。
武蔵横手まで後は下りだけのようです。途中地元で三角天と呼ばれているところを経由してゆきます。
遺構か何かあるのかと思っていましたが、何もありません。
名前は三角天といわれているとすれば、三角点との関係があるのではと職業柄思ってしまいました。
かまど山三等三角点は明治35年だから、それ以降なんかの意味でこの場所が三角天と呼ばれているのか。
例えば、かまど山三等三角点の偏心点とか
適当な思い付きです。
緩やかな下り坂ですぐ武蔵横手駅近くに下りてきました。
以上終わり